頚部食道がん
食道は大きく分けて頚部食道、胸部食道、腹部食道と分かれていますが、がんはいずれの場所にもできてきます。
特に頚部食道がんは解剖学的に特徴のあるがんです。
すなわち喉頭(声帯)に近く耳鼻科領域のがんに近くなります。治療によっては声を失う可能性もあります。そこで治療には集学的治療すなわち手術だけではなく放射線治療、化学療法を組み合わせた患者さんひとりひとりにあったオーダーメード治療が必要です。
たとえば声を失わない喉頭温存手術を行うために術前放射化学療法を用いる場合もあります。
手術はとても高度な技術が必要で、専門施設での治療をお勧めします。
日本食道学会で食道疾患を扱う施設が公表されています。
http://www.esophagus.jp/link/link_search_index.html