食道異物
高齢者や小児に比較的多くみられるのが、誤って異物を飲み込んでしまい食道に異物が停滞してしまうことがあります。
異物の種類としては小児では硬貨・おもちゃ・円盤状電池が、大人では義歯・魚の骨・薬の包装(PTP)などが多いようです。
食堂内に異物が停滞すると食道粘膜に炎症がおこり食道炎・食道周囲炎などを引き起こします。最終的に穿孔(穴が開く)し重篤な状態に陥ることもあります。
異物を誤って飲み込んでしまい食道に違和感などを生じる場合は速やかに内視鏡検査などで異物を確認し摘出することが重要です。
写真は86歳の女性で薬のPTPを誤嚥し内視鏡で摘出した時のものです。