医療器械による被曝に関して

東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故に際し、X線CT検査などの被曝に関しての問い合わせが増えているようです。

CT、血管造影、RI、PETなどで受ける被ばくは、ほとんどが20mSv以下の低線量であり、この程度の被ばくが原因でがんになった事例は確認されていません。また、放射線の蓄積は一般にCTやRI検査する頻度なら無いといわれています。数日の間隔が開くだけで、前回の検査の放射線の影響はほとんどなくなります。医療で放射線検査を受けていただくのは、検査を受けるメリットのほうが、放射線被ばくのデメリットよりずっと大きいからです。安心してきっちりと検査を受けてください。

また、胸部レントゲンでの被ばく線量は0.02mSvで飛行機でアメリカまで旅行した時の宇宙放射線被ばく量0.06mSvより少ない値です。

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