カゼの漢方治療
漢方薬と言えば慢性疾患に長期的な投薬に用いるという印象をお持ちの方が多いと思います。
しかし漢方薬でも使い方によればカゼ症候群に有効な治療となります。
カゼ症候群の臨床経過は①急性期⇒②亜急性期⇒③慢性期となります。
それぞれの病期に使う漢方薬は
① 急性期:麻黄湯 葛根湯 麻黄附子細辛湯
② 亜急性期:小柴胡湯 柴胡桂枝湯 竹筎温胆湯
③ 慢性期:補中益気湯 麦門冬湯
などがあります。
また肩こりに葛根湯が、インフルエンザに麻黄湯・竹筎温胆湯が効くことがあるようです。