胃カメラについて
胃カメラはどうしても苦痛であるイメージがあります。実際、私も何年か前にカメラをした経験があります。ベテランの先生にお願いをしたのですが、それでもある程度苦痛でした。この苦痛をかるくするために鎮静剤による麻酔を行うこともありますが、やはり偶発事故のリスクが高くなります。
バリウムによるレントゲン検査も経験していますが、やはりゲップを我慢したりレントゲン台の上を上下左右うごきまわったりして大変でした。あとのバリウム便もなんぎです。この数年の内視鏡のシンポでかなり細くなり、解像度もよくなりました。メリットとして「嘔吐感がすくない」「苦痛がすくない」「話せる」「麻酔事故のリスクがすくない」などです。患者さんにとって一番やさしい胃の検査だと思われます。
たまに狭い空間である鼻腔内をとおるため、鼻血がでたり痛みがあることもありますが、すぐによくなります。かなり低い確率で鼻がとおらない人もいています。
しかし、鼻からの内視鏡検査を受けた患者さんのアンケート結果では95%の患者さんが今後も鼻からの内視鏡検査を希望すると答えられました。
「胃の調子が悪い」「むねやけがする」などの症状が薬でよくならないときには早めの内視鏡検査をおすすめします。