肥満

一般的には身長のわりに体重が重い人が肥満と呼ばれています。ですが同じ身長で同じ体重の人でも脂肪の多い人筋肉質の人がいます。肥満は脂肪の多いほうが問題となるのですが体重で決まります。現在使われている指標にBMI(Body Mass Index)が良く使われています。

BMIの計算式は「体重(Kg)÷身長(m)2」となります。これでは書いたように同じ身長と体重で同じ結果が出ます。でもなぜこれを用いるかですが、成人で体重が増加する時は普通は脂肪が増えてくるからです。普通に暮らしている人がいきなり筋肉マンになることはあまり考えられません。そこでBMIgが25以上なら肥満であるとしているのです。

肥満の治療法は食事療法・運動療法がありますが大切なのは行動療法だといわれています。いくら医者や栄養士、運動療法士さんから指導を受けても実際に行うのは患者さん本人だからです。行動療法とはいかに患者さん自身のやる気を出させるかどうかにかかってきます。カロリー制限や運動指導を受けている方は一度、ご自身の生活スタイルを見直すことをお勧めします。

ちなみに欧米は肥満の先進国といわれています。日本ではほとんど用いられていない薬物療法や手術療法が盛んに行われているそうです。アメリカの消化器外科医はまず肥満手術でトレーニングを受け、それから癌などの消化器手術を修練していくそうです。

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