迷入膵とは
迷入膵は過誤腫とも呼ばれています。胃の裏側に膵臓が有ります。胎児期に胃と膵臓の組織は別れますが、膵臓の組織のごく一部が胃の筋肉の層に誤って入り込んだ状態で胃と膵臓が別れてしまうときがあります。この迷いこんだ膵臓組織を迷入膵(副膵とも言います)と呼んでいます。胃の幽門部に好発して粘膜下腫瘍の形態を取ります。胃の細胞組織とは違うので、腫瘍と云う形になってしまいますが、これは今説明した様に膵臓の組織が出ているからです。
切除する必要も無いですしもちろん悪性ではありませんから安心して下さい。
一般的に無症状で偶然はわかることが多いです。